ご挨拶
仕事や生活の中で、手元の事務処理をもっと効率的にできないかと考える人は多いと思います。
しかし、事務処理の対象となる情報の多くがデジタル化されているため、既存のアプリでできないことは無理であると考えがちです。
また、特別なプログラムを作成することができれば解決できるとしても、プログラミング・スキルを習得するためには、何から始めたらよいのかわからないという人も多くいます。
本講習は、今後のデジタル時代を「軽快」に生きるために必要なプログラミング・スキルを効率的に習得することを目的として実施するものです。
講習で使用するプログラミング言語は、Excelに標準機能として実装されているVBAです。
なお、VBAは仕様が古く(VB6程度)、他のプログラム言語に比べて機能が貧弱であることから、プログラミングを専門としている人にとっては人気のない言語ですが、事務処理の実務者にとっては、非常に
便利で、使い勝手の良い言語です。
本講習では、VBAのユーザーフォームの利用を前提として、Excelに強く依存しない、汎用的なプログラミング技術の教養に努めますので、受講後には、Visual BasicやVisual C#によるプログラム開発、更にはjavaを使用したAndroidアプリの開発についても抵抗感(難易度)はかなり低減されると思います。
なお、当然のことですが、MS-Officeを使用した事務処理についても相当な効率化が図られるものと思います。
講習内容は基礎編と応用編に分けて様々なテーマを取り扱います。
基礎編を受講されたのち、興味のある応用編を受講して下さい。
なお、受講者としては、普段から仕事や勉強においてExcel等を活用されている方を想定しています。そのため、短期集中の講習内容となっていることをご理解ください。
参考ですが、私自身のこれまでの実務経験(教養実施経験を含む。)から、VBAで次の3つの機能等を使いこなすことができれば、実用的なプログラムは作成可能です。
- 構造体の配列変数(複雑なデータをまとめて取り扱うことができます。例えば、職員の所属、氏名、職務経歴、家族構成、取得資格等)
- File System Object(再帰処理によるファイル検索、ファイル複写、ファイルの移動等が簡単に行えます。また、オブジェクトの概念も感覚的に理解できますので、他のプログラム言語も学習しやすくなります。)
- ListViewコントロール(一覧表示や項目の選択において使い勝手がよいです。)
このホームページを閲覧した方々の受講申し込みをお待ちしています。